女性のための英語 English for Girls

あなたの脳のはたらきをそのまま使う最も自然な訓練方法
2010年6月10日(第一回)から毎週木曜日の教材提供
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女性のための英語(11):今の方法を信頼できますか?

今回から、英語の文の構造に見合った読み方を訓練しようと準備していますが、その前に、質問させてください。

リスニングの訓練をしている方、何か効果が出ましたか?

私の薦める訓練で本当に効果があるだろうかと疑問を持っていませんか?

 

世の中には、英会話学習法が氾濫しています。広告をバンバン打っている教材もあります。TOEICの高得点者が、独自の学習法を公開しているブログも数多くあります。

“これが、英会話をマスターする最高の方法!”

“○○大学、××研究所が開発した究極の方法!”、

“この方法でマスターした多くの人たちの感激の言葉!”

 

何を選んだらいいのか分からなくなります。しかも、何かを試してみると、効果がなかなか出ませんから、他の方法を・・・と目移りします。これは、ごく自然です。

やっている訓練方法を信頼できなければ、どんな方法でも長続きしません。

 

私の薦める方法は、私の目にする限りですが、他にはない根拠があると思っています。

信用する、しないはあなたの自由ですが、ちょっと聞いてください。

 

Elizabethという名前、発音できますか?

カタカナで、エリザベスです。“エリベス”とザの音が強調された発音をしますが、エは、アイウエオのエ、スは、サシスセソのスで日本語の50音の発音の通りです。

 

英語の音は、Eは,エでもイでもないアでもない、それらが混じりあったような音です。Li は日本語のリに近い音ですが、舌が上歯茎について離れるやはり日本語のリとは違う音で、しかもこの音が極端に強調されます。zaは、日本語で無理に書くとズァッ という音に近く、しかも非常に短かく発音されます。Beは、ほとんど日本語のベに近い音ですが、ベ〜とならず、軽い感じの音で、短くthにすぐ続きます。thは、舌を軽くかんで抜く音ですが、ほとんど無音に近い。

Elizabethの愛称はLizですが、liが非常に強く発音されることから来ています。

 

日本語をまったく知らないアメリカ人が、日本語の印象を自分の音で表現したことがありました。無理に作った低い音でウォーウォーウォーみたいに表現しました。彼らには日本語は、低い音で、平坦で切れ目のないだらだらした言葉に聴こえるようでした。

私の名前は、Hideoですが、初めての人は、Hiをハイと読むのかまごつき、ヒデオと言うと、ヒは小さく、deをデと強調してoは、上で言ったzaみたいに軽く発音します。日本語のオではありません。

 

つまり、英語の音は日本語にないし、日本語の音は英語にないのがほとんどということです。

リスニングは、ない音、つまり私たち日本人が、慣れていない音を聴き取ることです。

それでは、聴き取るとはどういうことでしょうか?

音が耳に入れば、鼓膜はそれに応じて振動します。スピーカーと同じです。その振動を脳が感知します。それが、聴覚です。しかし、脳にその音の記憶がなければ音を音と認識できず、単なる雑音です。脳にこれまで記憶になかった音を植えつける。それが、リスニングの訓練です。

1回に、単語など分からなくとも意味を取れなくとも、耳は耳として訓練しなければならないと言いましたが、こういうことです。

 

記憶する脳は、すごく疲れやすくあきやすい性質を持っています。

その上、脳は、一日6万回考えるそうです。脳は、忙しい。

聴きなれない音を記憶することなんぞ忙しくてやっちゃおれない。

だから、お願いして短時間だけ独占使用を許してもらう。つまり、集中して短時間だけ脳に働いてもらう。

集中してもらうために大きな声を出して、脳を他の考えに分散させないようにする。それが、記憶を植えつける、つまり脳を音に慣れさせる効果的な方法ということです。

 

英語教育も含めて、人事や教育などの責任者であったアメリカ系企業時代の友人と昨日電話で話しました。

20分で英語が話せる”というプログラムを従業員に学ばせたこともあったそうです。


「どうだったの?」と私。

効果なかった。厭きて続かない人がほとんどだった。

「ヒアリング・マラソンもやっただろう。あれは?」

あれも、やった人が多かったな。効果は良く分からないんだ。どう思う?

「何か考えているとき、バックに小さく流れる音楽聴いている?集中すれば、音楽が流れていることすら気づかないだろう。やって効果ないとは言わないけど、集中しなければ効果が小さいだろうな。」

 

納得するところがあれば、続きをクリックしてさらにお読みください。一部重複しますが、リスニング方法の追加説明と新しく始める読み方の訓練方法を例文を基に説明しています。

 

前回、薦めた二つのリスニング材料は、その後考えても最適と思います。続けてください。

そして、聴こえ方が変わったと感じたとき、“ビンゴ!”とだけで結構ですからコメントしてください。励みになりますので。

Appleコンピューターの創業者、スティーブ・ジョブズのスピーチ
Steve Jobs' 2005 Stanford Commencement Address

スティーブ・ピンカーというハーバード大学の心理学教授のプレゼンテーション
Steven Pinker on the myth of violence



英語と日本語は音の周波数が違うということを聞いたことがありますか?

幼児向け英語のサイトに以下のようにあります。

 

人間の耳が聞き取れる周波数は約16ヘルツ〜1万6000ヘルツぐらいと言われています。例えば100ヘルツというのは1秒間に100回振動するということで、その振動が音として耳に伝わり
聴覚神経を通って脳に入り、何の音なのかがわかります。ところが、言語によって優先的に使われる周波数(パスバンド)には大きな違いがあるのです。

  言 語

         パスバンド 

  日本語

   125ヘルツ 1500ヘルツ

  英 語

   2000ヘルツ 1万2000ヘルツ

 イタリア語

   2000ヘルツ 4000ヘルツ

  ドイツ語

   125ヘルツ 3000ヘルツ

  ロシア語

   125ヘルツ 8000ヘルツ


日本語と英語はとても極端ですね。英語の場合は2000ヘルツ以上の周波数の音声に言葉の意味があり、日本語は1500ヘルツ以下の周波数の音声に言葉の意味があるのです。
そして、このパスバンドは生後10歳・11歳ぐらいまでに基本的な聴覚として出来上がってしまうのだそうです。だから、日本人には英語の音が聞き取りにくいのです。
ちなみに、英語の高い周波数をカットしてみると、日本人にはとても聞きやすくなるのだそうです。
特に語学では、聞くことができた音を何回もまねて学習します。
まず「聞ける耳を持つこと」・「意味のある音を認識できる脳を持つこと」これが大事になるのです。しかも、幼児のうちに鍛えられたパスバンドは消え去ることはありません、
もちろん大人になってからでもある程度は鍛えられますが、幼児ほどは簡単ではないのです。

出所: http://www6.big.or.jp/~1happy/syuha.htm

 

周波数帯域が異なるのは本当ですが、この説明には誤解があります。

犬は、周波数20,000ヘルツ以上の音が聞き取れると言われています。人間には聞こえません。音楽CDを再生するアンプやスピーカーは20~20000ヘルツという表示のものもありますが、15000ヘルツ以上は余程耳の良い人でなければ聞き取れません。ピアノの音の周波数は、15002000ヘルツ程度で、中音域です。

英語の周波数帯域が高いから聞き取りにくいというのは誤りです。

英語の周波数帯域が広い理由は、次の方が正しい説明です。

 

>日本語の発声で使われる周波数に比べ、英語の発声時の周波数は一般に広く、また高いそうです。(という質問に対する回答が以下です)

この意味は、声を正弦波の組合せとしてどの周波数が含まれるか分析した時に、日本語の方が高い次数の(整数倍の整数が大きいということ)成分が少なく、英語では高い次数の倍音まで広く含まれるということです。従って、ここでは基本周波数を基準としてその何倍の倍音まで含まれるかを考えた時に、その倍音の「周波数帯が広い」ということと、「周波数の上限が高い」ということは同じことを意味しています。

日本語は必ず母音が付いて発音される有声音がほとんどなので、きちんと音程を持った音が主体となるために全体として周波数帯が低くなりますし、倍音主体になります。英語は子音のみの無声音が多用されますが、そのために高次の倍音を多く含みますし、倍音ではないホワイトノイズ的な摩擦音(砂の嵐のようなshの音がその代表です。)も目立ちますので、周波数帯が広く、上限も高く、同じ周波数帯に含まれる周波数の成分として倍音以外の成分比も高くなります。

これは、日本語が音の高低によってアクセントを表現するのに対して、英語では音の強弱によってアクセントを表現することとも関係しています。日本語は母音中心で倍音列が多く音程がはっきりしていますので逆に強弱は平坦ですが、英語は無声音がホワイトノイズ的で音程がはっきりしないので強弱でリズムを取ります。

出所: http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1414519809

 

科学的過ぎて、分かりにくいかもしれませんが、言っていることは、日本語の音とは異なる音があり倍音が多いから聴き取りにくいということです。

 

倍音というのは、オクターブのことです。

同じCDを安物のステレオと高価なものとでは音がまったく違って聴こえることは経験ありますね。それは、アンプと主にスピーカーの違いですが、倍音をどこまで再現できるかという差です。安物のギターの音に比べ、何十万も何百万もするギターの音色は豊かです。倍音、3倍音などを響かせるように材質を選び、穴の大きさや位置、内部の補強構造を丹念に作ったものだからです。

イアーフォンやヘッドフォーンの音はすごいですよね。小さなスピーカーなのに。

性能も良いのですが、鼓膜の近くで振動しているから倍音も良く混じるのです。

 

日本語のテープを2倍速とか3倍速で聴くと甲高くなります。周波数が高くなるからですが、聴き取れます。日本語を構成する音に慣れているからです。

 

いずれにしても、英語は日本語と違う音があるということですから、慣れる以外に方法はありません。

それでは、慣れるというのはどういうことでしょうか?

日本語と異なる音を鼓膜が拾い、それを脳が“記憶した音として認識する”ということです。

鼓膜が拾っても、脳が音として認識しなければ雑音です。

聴こえた通り大声で復唱するのは、この三つの仕事を最も効率的にする方法です。

脳は、やることが一杯あって忙しいのです。「バックグラウンドミュージック替わりに英語を流せばリスニング能力が上達する。」 ウソです。

何かを考えていれば、バックグラウンドミュージックなど耳に入ってきませんでしょう。耳には入っているのですが、脳が反応していないということです。

聖徳太子でもあるまいし、二つも三つも一緒にできません。

  

良い音で音楽を聴きたいと20代から30代前半まで音響製品に凝って、周波数帯域や倍音のことなどの本を読み、耳で聞き、スピーカーを自作して聴き較べたのが、こんなところで役に立つとは思いませんでした。

また、脳については、一時期勉強したことがあります。今もブログのアーカイブにありますが、一つだけ紹介しておきます。読まなくていいですが、勉強した証拠として。

意識とは何かートランス理論(1)


また、脳の疲れやすくてあきやすい性質については、下記をクリックしてスクロールしていくと、
参考:内なる画家の眼創造性の活性化は可能か」があります。これは、知っておいて損はないと思います。

イノベーションリーダーとファンネルマネジメント(3):想像と思考の欠如


自分がこの訓練を始めたときには、こんな理論からはじめた訳ではありません。しかし、それが効果的であったという事実の後に、理論に沿っているものと分りましたから推薦しています。

少しは、信頼していただけますか?

 

したがって、リスニングの訓練は今まで通り続けてください。

単語がバラバラに聴こえるというのは、人によって感じ方が異なるかもしれません。しかし、続けていれば、必ずそれまでと極端に異なる聴こえ方になる時が来ます。

 

英文の読み方

訓練方法を一歩前に進めます。必要な英文法にも触れます。

今まで、いろいろな英文を私の日本文に転換(訳)してきました。英文と日本文は違うということを理解して欲しかったことがひとつ、そして英単語はできるだけ知らなければならないということを自覚して欲しかったからです。

 

話すも読むも書くも全部同じと言いましたが、 “違うのでは?”という疑問を持っていませんか?

今回から、その疑問を解消するための訓練をします。英語が易しくなります。なるほどと思うようになります。

 

1回目にあった英文です。

Food companies say that reducing salt by more than 10 percent or so presents problems. Consumer testers flunked smoked ham sold by Kraft Foods under its Oscar Mayer label with 40 percent less salt.

 

それを次のように色を交互に変えます。

Food companies say that reducing salt by more than 10 percent or so presents problems. Consumer testers flunked smoked ham sold by Kraft Foods under its Oscar Mayer label with 40 percent less salt.

 

色の一緒の部分だけ読みます。

 

食品会社は言う (何を?)

塩分を減らすことは (どれだけ?)

10%以上ぐらい (それで?)

問題が生じる

 

試した消費者は落第点をつけた (何を?)

スモーク・ハム (どこの?)

クラフト食品の (どの商品?)

商品名オスカー・メイヤー (何%減塩したの?)

塩分を40%減らした

 

(   )内の質問はあなたも聞きたくなるでしょう?それが、脳の反応(好奇心)です。

まず、英文は、このような構造になっていることを理解すること。

そして、色の一緒の短い部分だけなら、単語さえ分れば、意味が分りますね。簡単でしょう。そうすれば、全体の日本文を作らなくとも英文全体の意味も分ります。

 

どうしても、日本文にしたいですか?

そうなら、理解した意味をあなたの日本語で書く。日本文で書くのと、英文を理解することとは別の作業です。

学校で習った英文和訳は、それが一緒くたになっています。それは、英文構造の本質を見失わせます。

英文で話す、書くのは、この(    )内の質問を想定しながら行うことです。

 

もうひとつ。例を上げます。

 

Dr. Schlesinger is an atmospheric scientist and engineer /at the University of Illinois at Urbana-Champaign /who for three decades has been studying /human influence /on climate and what to do about it.

 

色の代わりにピンクの斜線で区切った部分ごとに頭から読みます。

 

シュレジンジャー博士は、大気科学技術者 (どこの?where?

イリノイ大学 (それで?)

30年間、研究してきた (何を?what?

人類の影響を (何に対して?of what?

気候とその対策を

 

学校では、上の文章を、who以下を先に訳して、シュレシンジャー博士は、気候に対する人類の影響とその対策を30年にわたって研究してきたイリノイ大学の大気科学技術者ですと読むよう訓練されてきました。

 

1から5の順序で読めば良いだけです。

はじめから学校で習った英文和訳式の文章を作ろうとすれば、あなた目は後ろに行ったり、前に戻ったり、それを繰り返します。読むスピードが遅くなります。情報を知ろうとするのが目的なのに、はじめから英文和訳しようとするから遅くなる。無駄ではありませんか?

 

英語の教育方法について大学の先生などが今盛んに議論しています。

それで、ブログを書きました。つい4日前。今回書いたことと同じ内容ですが、今日の方が脳のことを詳しく書きました。参考まで。

英語力低下は何故起っているのか?:教育論議から訓練方法論議へ

 

次回から、英文を読む訓練は、塩シリーズを除いて、“頭からぶつ切りの読み方” (Packet readingという名前にしました。) でやります。単語の使い方や文法なども必要に応じて加えます。


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